2月17日(土) MLB ニュース
★パイレーツ やはり過去の実績に敬意を払うMLB
桑田真澄の新しい挑戦が、今、フロリダ州ブランデントンで始まった。年齢、アメ
リカでの実績を考えれば、不利な条件しかないようではあるが、実際には最大限の敬
意が払われている。背番号こそ、「52」と他の選手と同等であるが、ピッツバーグ
パイレーツの期待度はそうは思えない。
日本での選手経験のあるトレーシー監督や、コーチ経験のあるコルボーン投手コー
チの下でプレーしていることも、日本に縁もゆかりもないチームでプレーするよりも
ずっと良い環境にいることは確かだ。パイレーツの先発の4名が決まっているとはい
え、首脳陣の期待を裏切れば、当然、他の選手と替えられる。現在、いきなりの「主
力組」に抜擢されている桑田投手は、まるで5人目に入ってくれ!と球団が暗黙のア
ピールを送っているようだ。コルボーン投手コーチが前日、「10年前とは違うので、
桑田は現在の実力をみせなくてはならない」と言っていたものの、今日には「桑田は
日本で大変な実績を残している投手です。そこに敬意を表した」と説明している。間
違いなく、期待度は他の選手と違う。この期待度が高いうちに、なんとしても結果を
出す必要があるだろう。
★デビルレイズ チーム全体に好感触を持たれた岩村
タンパベイデビルレイズが岩村明憲内野手を獲得した際には、一、二塁、外野と三
塁手とは違ったポジションで使う予定だったが、ここへきて、マドン監督を筆頭に、
岩村選手をできるだけプレーしやすい状況に置いてやりたい。他のポジションへの転
向のプランはまだ考えているが、しばらくは慣れ親しんだ3塁で様子をみたい」と
語っている。では、なぜそれほどまでに敬意を払っているのか。
岩村選手に対してチームが敬意を払っているのは、間違いなく、その人間性だとい
えるだろう。というのも、どんなに成績が良くとも、チームに好かれるような人物で
なければ、誰からも大したサポートを受けられないのはアメリカも同じだからだ。あ
きらかに「実績と人気」だけで契約をつないでいる選手もある中で新人でも受け入れ
られるのは、その選手の人柄によるものが大きい。その中でも、先日のキャンプ地到
着のインタビューで、一緒に参加するべきだったGMが参加できない事態となったと
きにもへそを曲げず、笑い飛ばしたことも、小さいことのように見えるが、実はチー
ムにとっても好感触だったようである。
★ブルージェイズ 外国人選手の法的難関
トロント ブルージェイズの大家友和投手が、アメリカでの就労ビザ取得が遅れて
いる。来週の前半までには合流できるようだが、ダンイーデン(フロリダ州)で始ま
るキャンプには間に合わない。これは決して首脳陣に良い印象は与えられない。
外国人選手にとって、就労ビザは絶対に手に入れなくてはならない身分証明書とも
いえる。あの911のテロ以降、その審査は厳しく、申請も新年1日目に提出しなく
ては、取得がむずかしくなるのが常識になっている。大家選手の場合は、MLB選手
であることが明白であるので、発給はされるだろうがマイナーリーグの選手であれば
さらに遅れるか、最悪の場合、発給されない場合もある。こんなところにも、大リー
グ選手とそうでない選手の差は出るのである。
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